【音楽作家・アレンジャー向け】ステムデータって一体何?
本記事は主に若手作編曲家さん向けの記事です。
作・編曲家として仕事をしているとレーベルから
「REC用データを下さい!」
あるいは
「TD用データを下さい!」
等と各種ファイルの提出を求められることがあります。
この違い、ちゃんと理解できていますか?
「REC用データを下さい!」
と言われた場合一般的にはステムデータを提出することになります。
(プリプロ等簡易的にRECする場合はインスト2Mixで行う場合もあります。)
・ステムデータとは
グループトラックに分かれている.wavデータ。
レコーディングのPro Toolsセッション上でインスト2MIXを簡易的に再現する際に使用します。
グループで大きく分けたファイルを使うことで歌い手・プレイヤーさんから
リズムを大きくして歌いたい・演奏したい、
等といったリクエストを頂いた際に応えられるようになります。
例えばドラムはクラッシュシンバル.・ハイハット等細かく分けずドラムキットとしてひとつのファイルに纏める、
ギターもバッキングはグループトラックで書き出したりするのが一般的です。
(プロジェクトによってはドラムはスネア・キックは別にしたり、ギターもソロは別で分けたりすることもあります。)
細かく分けすぎないことで現場で調整する手間が減り、
「リズムをもう少し聴いて歌いたい!」
というリクエストに対して即座に
「ドラム上げてながしてみますね!」
といった対応が出来るという理屈です。
ステムデータの必要性、ご理解頂けましたか?
次回はパラデータについて説明しようと思います。
是非参考にしてみてください!
オズワルド1号