メジャーレーベルでの楽器のレコーディングはどのように行われるか
今回は楽器のレコーディングについてお話したいと思います。
楽器のレコーディングはボーカルの撮りとは少し雰囲気が異なって、
より職人的な技術力が必要になってきます。
その道一流のプロのプレイヤーに対して指示を出すのですから、
中途半端な耳や音楽知識では太刀打ち出来ないのです。
ノイズが乗っていないか、音はきちんとあっているか、
グルーヴは曲に適しているか、リズムはズレていないか、
等基本的な部分に関しては瞬時に判断して必要な部分だけリテイクしていきます。
場合によってはアレンジャーさんとも相談して、
その場でフレージングを変えていく必要もあります。
五線譜も読めるに越したことはないでしょう。
ストリングスやブラスの編成もののレコーディングでは、
一気に複数の音が鳴るので、違和感を感じた場合の原因をすぐに突き止める聴力が必要ですし、
スタジオによって音の鳴り方も違うので、マイクの立て方にも気をつける必要があります。
(機材に関してはエンジニアさんと協力して進めていきます。)
でも楽器のレコーディングは音楽好きなら本当に楽しいですよ。
なにせ最高のプレイヤーの演奏を最高の音質で生で聴けるんですから!
大変なことも多いですがその分やりがいもある作業です。
オズワルド1号